2008年12月18日木曜日

XML その3

・XMLでの命名規則

XMLの要素や属性などの名前に使用できる文字
名前の1文字目 
使える文字  半角英字、漢字、ひらがな、全角カタカナ、"_" など
使えない文字 半角数字、"."、"-"、全角英数字、半角カタカナなど

名前の2文字目以降 
使える文字  1文字目で使える文字、半角数字、"."、"-" など 
使えない文字 全角英数字、半角カタカナなど

大文字、小文字の区別を問わず「XML」の文字列は予約されているので、名前の最初に使うことはできない。

【正しい名前の記述例】
 <Product>赤鉛筆</Product>
 <フリガナ>ヤマダタロウ</フリガナ>

【誤った名前の記述例】
 <1.Product>赤鉛筆</1.Product>
 <フリガナ>ヤマダタロウ</フリガナ>


・特殊文字


XMLでは、タグの開始を表す「<」記号と参照を表す「&」記号を、要素の内容や属性値に直接記述することができない。これらの記号を文字データとして要素の内容や属性値に記述するには、定義済み実体参照や文字参照、CDATAセクションを使用する。

定義済み実体参照

定義済み実体参照とは、「<」記号や「&」記号、シングルクォーテーションやダブルクォーテーションなどの記号を置き換えて記述するための表記方法で、以下のものが定義されている。

文字データとして 置き換えの表記方法
記述したい文字
< &lt;
> &gt;
& &amp;
" &quot;
' &apos;

【定義済み実体参照の例】
「XML文書」
 <式>A&lt;B</式>

「式要素の文字データ」
 A<B


文字参照

文字参照とは、「<」記号や「&」記号や、その他のキーボードから直接入力できないような文字などを含め、それら任意の文字を文字データとして記述するために、その文字の文字コード(ISO/IEC 10646の文字コード位置)を直接入力する表記方法である。

構文
  &# 10進数で表した文字コード ;
  &#x 16進数で表した文字コード ;

【文字参照の例】
「XML文書」
 <式>A&#60;B</式>
 <式>C&#x003c;D</式>

「それぞれの式要素の文字データ」
 A<B
 C<D

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