2008年12月18日木曜日

XML その2

XMLのルール(XML1.0で規定されている文法)
・ 開始タグと終了タグが対になっている
・ 1つのXML文書には、ルート要素が1つだけ存在する
・ 要素が正しい入れ子構造になっている
などがある。

・ 開始タグと終了タグが対になっている

開始タグに指定した同じ要素名を終了タグに記述しなければならない。
また、要素名にアルファベットを使用する場合、大文字と小文字を区別する。

【正しい記述例】
 <製品名>赤鉛筆</製品名>
 <ProductName>赤鉛筆</ProductName>

【誤った記述例】
 <製品名>赤鉛筆</製品名称>
 <productname>赤鉛筆</ProductName>


・ 1つのXML文書には、ルート要素が1つだけ存在する


最上位にある要素のことをルート要素(文書要素)と呼ぶ。1つのXML文書にルート要素が1つだけ存在しなければならない。ルート要素以外のすべての要素はルート要素の子孫要素となる。

<製品情報>
<製品 製品コード="S0001" 製造工場="大分工場">
<製品名>フェルトペンW</製品名>
<価格>50</価格>
<発売日>2009-03-01</発売日>
</製品>
<製品 製品コード="S0002" 製造工場="神奈川工場">
<製品名>赤鉛筆</製品名>
<価格>10</価格>
<発売日>2008-08-25</発売日>
</製品>
</製品情報>

「製品情報」要素がルート要素であり、「製品」、「製品名」、「価格」、「発売日」要素は「製品情報」要素の子孫要素になる。

・ 要素が正しい入れ子構造になっている

XMLでは要素の内容(開始タグと終了タグの間)に要素を記述することができ、要素の内容として記述された要素のことを「子要素」と呼ぶ。要素と子要素の構成は、正しい入れ子構造になければならない。タグの組み合わせが交差するような記述はXMLの文法に違反していることになる。

【正しい入れ子構造の例】
<製品>
<製品名>フェルトペンW</製品名><価格>50</価格>
</製品>

【誤った入れ子構造の例】
<製品>
<製品名>フェルトペンW<価格></製品名>50</価格>
</製品>

「開始タグと終了タグが対になっている」、「1つのXML文書には、ルート要素が1つだけ存在する」、「要素が正しい入れ子構造になっている」などの文法に従って記述されているXML文書のことを「整形式XML文書(Well-formed XML Document)」と呼ぶ。

【整形式XML文書の例】
<製品情報>
<製品 製品コード="S0001" 製造工場="大分工場">
<製品名>フェルトペンW</製品名>
<価格>50</価格>
<発売日>2009-03-01</発売日>
</製品>
<製品 製品コード="S0002" 製造工場="神奈川工場">
<製品名>赤鉛筆</製品名>
<価格>10</価格>
<発売日>2008-08-25</発売日>
</製品>
</製品情報>

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