2020年12月7日月曜日

Jupyter notebooks + Kotlin で移動平均を描画する(その1): lets-plot-kotlin で線を描画する

このエントリは Fintalk Advent Calendar 2020 の7日目です。
今年は3つも割当たっているので、Covid-19 のデータで件数とその移動平均をグラフに描画する、というのを3回シリーズでやりたいと思います。
Jupyter notebooks + python でやる方法はいっぱい情報があると思うので、ここでは Kotlin でやっていきます。


Kotlin + Jupyter notebooks については去年の Fintalk Advent Calendar のエントリとして書きました。
Kotlin + Jupyter notebooks で給与の額面から手取りを求めてみる

時間が経ってるので、今回の Kotlin + Jupyter notebooks のセットアップ手順を載せておきます。 $ python3 -m venv venv $ source venv/bin/activate (venv) $ pip install --upgrade pip setuptools (venv) $ pip install numpy scipy matplotlib Pillow ipython[all] (venv) $ pip install jupyter 以前の kotlin kernel が残っていたので venv の方をみるように一度削除 (venv) $ jupyter kernelspec list (venv) $ jupyter kernelspec uninstall kotlin (venv) $ pip install kotlin-jupyter-kernel (venv) $ jupyter notebook

グラフの描画には lets-plot-kotlin を使います。
Kotlin Jupyter Kernel にバンドルされていて一緒にインストール&セットアップがされているので %use lets-plot だけで使えます。 lets_plot(data) でプロットを作成し、これにレイヤーを追加していきます。

lets_plot() に渡すデータの型は Map<*, *> です。

例えばこんな感じ。 val data = mapOf( "x" to listOf(0, 1, 2, 3), "y" to listOf(1, 5, 2, 4) ) これは表にするとこういうデータに対応しています。

xy
01
15
22
34


点を描画するレイヤーを追加するには geom_point() を使います。

lambda(この中の this は PointMapping) で x軸、y軸のデータを Map の key 名で指定します。 %use lets-plot val data = mapOf( "x" to listOf(0, 1, 2, 3), "y" to listOf(1, 5, 2, 4) ) lets_plot(data) + geom_point(data, size=5) { x = "x"; y ="y" }


線を描画するレイヤーを追加するには geom_line() を使います。


点と線両方描画したいなら、両方のレイヤーを追加すればOKです。


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