Android 3.0 は Android platform の次のメジャーリリースで、タブレットデバイスに最適化されています。我々は Preview SDK を提供します。これにより、アプリケーション開発や既に存在するアプリケーションを次期タブレットに最適化するスタートが切れます。
■ Preview SDK とは?
Android 3.0 preview SDK は次にくる Android 3.0 バージョンの開発目的だけのための early look です。
Preview SDK に含まれるもの:
・Android エミュレータを使うための early Android 3.0 system image
・Android 3.0 library の non-final APIs
・extra large Android Virtual Device 用の新しい
WXGA エミュレータスキン
・Android 3.0 用の新しいドキュメント。完全なAPIリファレンス、
新しいデベロッパーガイド、Android 3.0 と 2.3 の間の API
differences report を含む。
注意点:
・Preivew SDK 内の APIs は最終的なものではありません。
いくつかの APIs は最終的なSDKが使用可能になるときに、
振る舞いや利用可能かどうかが変わる可能性があります。
・preview SDK に対してビルドしたアプリケーションを公開
することはできません。Preview SDK に対してビルドした
アプリケーションは Android エミュレータでのみ実行できます。
・developer.android.com のドキュメントは Android 3.0 の
ドキュメントを含みません。Android 3.0 用の API
reference と developer guides を読むには、
Android 3.0 preview documentation を AVD nad SDK
Manager からインストールする必要があります。
エミュレータのパフォーマンスについて
Android エミュレータは ARM instruction set architecture をあなたのコンピュータでをシミュレートしなければならないことに加え、WXGA screen がエミュレータの通常扱う画面よりもかなり大きいことで、エミュレータのパフォーマンスは通常よりかなり遅くなります。
特に、エミュレータの初期化時は遅くなり、ハードウェアによっては数分かかることがあります。エミュレータのブート時のユーザフィードバックは限られています。どうか我慢してホームスクリーンが現れるのを待ち続けてください。
我々はエミュレータでのパフォーマンス問題を解決するために頑張っています。そして、それは将来のリリースで改善されます。その間に、我々は開発者に新しいAPIへのアクセスと基本的なテスト環境を可能な限り早く提供したかったのです。
エミュレータでのパフォーマンスは Android 3.0 が走っている実際のデバイスでのアプリの速度やスピードには反映しないことを覚えていてください。しかし、依然としてエミュレータ上での開発とテストは、アプリケーションの表示や新しいプラットフォームでの機能を確かめるための重要なツールです。
■ preview で何ができる?
Preview SDK は既存のアプリケーションの新しいプラットフォームでのテストや、Android 3.0 API を使った新しいアプリケーションの開発を意図したものです。
あなたが、すでに Android アプリケーションを持っているなら、しなければならないことはありません。Android アプリケーションは常に forward-compatible (前方互換がある)です。もし、あなたのアプリケーションが Android API を正しく使っているなら、あなたのアプリケーションは余計なことをなにもせずとも Android 3.0 が走っているデバイス上で正しく動きます。しかし、適切なパフォーマンと良いエクスペリエンスが Android 3.0 タブレットで動作したときにユーザーに提供されることを確認するためには、次のことをお勧めします。
1. Android 3.0 でアプリケーションをテストする
単に Android 3.0 preview を自分の Android SDK にインストールし、AVD を使って Android 3.0 system image を作成し、あなたのアプリケーションをインストールし、いくつかのテストを実行してください。上記で言及したように、あなたのアプリケーションは期待どおりに実行されなければいけません。しかし、Activity layouts が大きな画面や他のアスペクト比では、あまり賢くなく期待通りに動作しないことを見つけるでしょう。
2. 新しい "Holographic" テーマを継承する
Android 3.0 はアップデートされた UI widgets のセットを提供します。これはタブレットのような大きな画面で使われることを目的として再デザインされたもので、新しい holographic テーマが組み込まれています。あなたの既存のアプリケーションはこの新しいデザインを簡単に継承することができます。そのためには、
もし、android:targetSdkVersion 属性をアップグレードしたくない場合は、android:minSdkVersion に 9 以前を設定してください。こうすることで、あなたのアプリケーションは Android 2.3 の widget designs を使用し、holographic テーマを継承しません。
あなたのアプリケーションをシステム UIと合わせるために、新しい widget スタイルとシステムテーマを継承するように変更することを、我々は強く推奨します。しかし、そうすると以前のシステムテーマに基づいたあなたのアプリケーションの色やテキストデザインと競合するかもしれないことに注意してください。よって、holographic テーマを使うときは、あなたのアプリケーションUIを検査してください。
3. extra large screens 用の代替レイアウトを提供する
Supporting Multiple Screensガイドで議論したように Android 2.3 以降では extra large screens 用の代替レイアウトを提供するための xlarge resource qualifier をサポートします。
代替レイアウトを提供することで、extra large screen でアプリケーションが実行されるときにユーザーエクスペリエンスを改善することができます。これには、新しい APIs を使う必要がありません。
例えば、タブレット用の新しいレイアウトを作るときに考慮するべき点を並べてみました:
・Landscape layout:
タブレットでの通常の向きは landscape (wide) です。
そのため、あなたの Activites では wide viewing area
などの適切なレイアウトが提供されているか確かめて
ください。
・Button position:
最もよく使われるボタンの位置は、両手でタブレットを
つかんだときに簡単にアクセスできるところにあるか考える。
注意: xlarge screen 用の代替リソースを minSdkVersion を変更せずに提供することができます。例えば、もし代替レイアウトを res/layout-xlarge に追加しても、Android 1.5 などの古いバーションとの互換性は保たれます。このような xlarge screens をサポートしていない場合は、単にこのレイアウトディレクトリが無視されます。
一方、もし、新しいアプリケーションを開発するか、既存のアプリケーションを Android 3.0 で追加された APIs を使用してアップグレードしたい場合は、Android 3.0 preview platform に対して開発をスタートすることを奨励します。他の Android version と同じ方法で開始できます。
最初にすること--既存のアプリケーションをテストするか、新しいアプリをつくる--次のセクションの手順に従って Preview SDK をインストールしてください。
どうやって手に入れる?
Preview SDK を得るには、Android SDK と AVD manager を使ってダウンロードします。
もし、あなたが新しい Android 開発者なら、downloading the Android SDK starter packageから始めてください。
Android SDK and AVD Manager を起動して、次をインストールします:
・SDK Platform Android Honeycomb Preview
・Android SDK Tools, revision 9
・Android SDK Platform-tools, revision 2
・Documentation for Android 'Honeycomb' Preview
・Samples for SDK API Honeycomb Preview
注意: Honeycomb Preview SDK 用の documentation component をインストールしてください。Android 3.0 API の API reference は online では提供されていません。
これらのコンポーネントをインストールしたら、SDK ディレクトリを開いて、docs/sdk/ へ移動し、 index.html をブラウザで開いてください。
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