In-app billing サンプルアプリのソースファイル
- IMarketBillingService.aidl
Android Market の in-app billing service (MarketBillingService) との IPC インタフェースを定義する Android Interface Definition Library (AIDL) ファイル - Dungeons.java
購入画面と購入履歴画面の UI を提供するサンプルアプリファイル - PurchaseDatabase.java
購入情報を保存するためのローカスデータベース - BillingReceiver.java
Android Market からの非同期なレスポンスメッセージ (broadcast intents) を受信する BroadcastReceiver。すべてのメッセージを BillingService に転送する - BillingService.java
MarketBillingService に接続して (binding) 、アプリに代わって Android Market にメッセージを送る Service - ResponseHandler.java
購入データベースと UI をアップデートするためのメソッドを含んだ Handler - PurchaseObserver.java
購入に関連した変更を観測するための抽象クラス - Security.java
いくつかのセキュリティに関連したメソッドを提供する - Consts.java
いくつかの Android Market 定数とサンプルアプリの定数を定義する。Android Market によって定義されている全ての定数は自分のアプリケーションで同じように定義されている必要があります。 - Base64.java, Base64DecoderException.java
バイナリから Base64 エンコーディングへの変換サービスを提供する。Security.java クラスはこれらのユーティリティクラスに依存している
in-app billing サンプルアプリは Android SDK のコンポーネントとしてダウンロード可能です。
Android SDK and AVD Manager を起動して、 "Google Market Billing package" コンポーネントを選択し、 Install Selected をクリックしてダウンロードを開始します。
ダウンロードが完了したら、Android SDK and AVD Manager はコンポーネントを次のディレクトリに保存します。
<sdk>/extras/google/market_billing/
in-app billing の end-to-end のデモが見たいなら、in-app billing を自分のアプリに組み込む前にサンプルアプリケーションをビルドして実行することができます。サンプルアプリをビルドして実行するには次の3つのタスクを行います。
- サンプルアプリを設定しビルドする
- サンプルアプリを Android Market にアップロードする
- テストアカウントを設定してサンプルアプリを実行する
■ Configuring and building the sample application
サンプルアプリを実行する前に、いくつか設定が必要です。
- 1. サンプルアプリのコードに自分の Android Market public key を追加する
これにより、Android Market から返されるトランザクション情報の署名をアプリが検証できるようになります。サンプルアプリのコードに自分の public key を追加するには- 1. Android Market publisher account にログインする
- 2. 左上の名前の下の "プロフィールの編集" をクリックする
- 3. プロフィールの編集ページで、"ライセンスとアプリ内課金" パネルまでスクロールする
- 4. 公開鍵をコピーする
- 5. src/com/example/dungeons/Security.java をエディタで開く
- 6. 公開鍵を次のコードに追加する
String base64EncodedPublicKey = "your public key here"; - 7. ファイルを保存する
- 1. Android Market publisher account にログインする
- 2. サンプルアプリのパッケージ名を変更する
現在のパッケージ名は com.example.dungeons になっていますが、Android Market に com.example が含まれたパッケージ名のアプリをアップロードすることはできないので、他のパッケージ名に変更してください。 - 3. サンプルアプリをリリースモードでビルドし署名する
アプリのビルドと署名方法は Building and Running を参照してください。
■ Uploading the sample application
サンプルアプリのリリースバージョンビルドと署名が終わったら、Android Market publisher site にドラフトとしてアップロードする必要があります。また、サンプルアプリ内で購入することができる in-app アイテム用のプロダクトリストを作成する必要もあります。
- 1. サンプルアプリのリリースバージョンを Android Market にアップロードする
サンプルアプリケーションを公開しないでください。非公開のドラフトアプリのままにしておきます。サンプルアプリはデモを目的としたもので Android Market で一般公開できるようには作られていません。Android Market にアプリをアップロードする方法は Uploading applications を参照してください。 - 2. サンプルアプリ用のプロダクトリストを作成する
サンプルアプリでは2つのアイテムを購入できます。a two-handed sword (sword_001) と a potion (potion_001) です。自分のプロダクトリストを設定することを推奨します。つまり、sword_001 の購入タイプを "Managed per user account" ("ユーザーアカウントごとに管理") にし、potion_001 の購入タイプを "Unmanaged" ("管理なし") にすることで、これら2つの購入タイプの振る舞いを見ることができます。プロダクトリストの設定方法は Creating a Product List を参照してください。
注意: サンプルアプリを公開しない場合でも、プロダクトリストにアイテムを公開しなければなりません (sword_001 と potion_001)。 さらに、サンプルアプリのプロダクトリストにアイテムを追加するには Google Checkout Merchant account が必要です。
■ Running the sample application
エミュレータではサンプルアプリを実行することができません。サンプルアプリはデバイスで実行する必要があります。
- 1. Android Market publisher account に少なくとも1つ以上のテストアカウントが登録されていることを確認する
自分で自分のアイテムを購入することはできません (Google Checkout がこれを禁止しています)、よって、サンプルアプリのアイテムを購入することが可能なテストアカウントを少なくとも1つ以上作成する必要があります。テストアカウントの設定方法は Setting up Test Accounts を参照してください。 - 2. Android Market application もしくは MyApps application のサポートされているバージョンが走っていることを確認する
Android 3.0 もしくは 3.1 が走っているデバイスなら、in-app billing は version 5.0.12 (以上の) MyApps application が必要です。それ以外のバージョンの Android が走っているデバイスなら、in-app billing は version 2.3.4 (以上の) Android Market application が必要です。Android Market application のバージョンを確認する方法は Updating Android Market を参照してください。 - 3. デバイスにアプリをインストールする
Android Market にアプリケーションがアップロードされていても、公開されていないので、Android Market からデバイスにダウンロードすることはできません。代わりに自分でデバイスにアプリケーションをインストールしなければなりません。デバイスにアプリケーションをインストールする方法は Running on a device を参照してください。 - 4. テストアカウントの1つをデバイスのプライマリアカウントに設定する
デバイスのプライマリアカウントは Android Market で登録したテストアカウントの1つである必要があります。デバイスのプライマリアカウントがテストアカウントでない場合、デバイスをファクトリーリセットしてテストアカウントの1つでサインインする必要があります。ファクトリーリセットを行うには- 1. デバイスの設定を開く
- 2. Privacy をタップする
- 3. Factory data reset をタップする
- 4. Reset phone をタップする
- 5. 電話がリセットされたら、デバイスのセットアッププロセスでテストアカウントでサインインする
- 1. デバイスの設定を開く
- 5. アプリケーションを実行して sword や potion を購入する
テストアカウントを使ってアイテムを購入した場合、テストアカウントは Google Checkout を通して請求され、自分の Google Checkout Merchant account は購入の支払いを受け取ります。そのため、テストアカウントによる購入を払い戻ししたい場合があるでしょう。そうでなければ実際の購入として自分の merchant account に表示されます。
注意 : サンプルアプリのデバッグログはデフォルトではオフになっています。Consts.java ファイルの DEBUG を true に設定することでオンにできます。
ご説明ありがとうございます。
返信削除もっと分かりやすいサンプルコードはないですか。MarketBillingServiceとの連動はちょっと・・・